三ツ沢子連れ日記

横浜のチケットが大幅に値上げとなったようで。

昨年から噂にはなっていたので、そのこと自体にびっくりはしませんでした。ただ、実際に値段を見ると結構な値上げ率なので「随分と思い切ったことを．．．」というのが率直な感想です。
元バックスタンド観戦者としては、もう一つ席種を増やしていれば（昔のバックB。バックスタンドの中心部分を除いたエリア）、もっと反応は柔らかだったのではと思います。

値上げを非難する声は、基本的に真っ当だと思っています。
その根底には「カズ後」のスタンドに対する不安であり、その不安は本当に痛いほどわかるのです。
どんどん疑問の声を上げればいいと思っています。

ただ俺自身は、そんなに腹を立ててはいません。
あまり影響を受けないところで見ている（回数券で見ていたので、地味に影響はあるんですけどね）からというのもあるでしょう。そもそもチケットの価格に正解はないという思いもあります。何より、こんなことで一々腹を立ててたら、身体が持たないというのもありますｗ
でも、一番感じるのは「高く売れるなら、高く売る」という、リーマンとしての本能です。
そしてリーマンの本能に向き合い、改めて思うのです。
フロントとサポーターは、見ているものは違う、と。

当たり前の話なんですけどね。
この辺を忘れ、自分が何者かわからなくなっちゃう人や、同じでないことを「敵対」としか見ることができない人がいて、結構疲れちゃうんですよね。

ただ、フロント、サポーターそれぞれの見ているものの違い、持っているものの違いってのは、改めて意識した方が良いと思うんですよね。
フロントに対して有意義な話がしたいと思っていたりするならば。あるいはもっと消極的に、フロントに対して無駄に腹を立てないためにｗ

フロントの目的って、最終的には利益の最大化です。会社組織である以上、当然ですよね。
そして全ての資源、情報はフロントが持っています。

サポーター？
何も持っていません。情報も断片情報に過ぎません。

これだけで判断すれば、サポーターとクラブフロントとの関係ってのは、かなり一方的です。サポーターとフロントが喧嘩したところで、サポーターが勝てるはずはないのです。

ただ、これに時間軸を加えて考えてみると、やや事情は異なります。

フロントは、長くても数年で結果を出す必要があります。そして結果を出さなければ、責任を問われます。
でもサポーターには、時間だけは無限にあります。

本当に強いのは、果たしてどちらでしょうか？

フロントの土俵の上で、無理して戦う必要はないと思っています。
陳腐を承知で言えば、正義は最終的には勝ちます。おかしなことをやっている奴らは、最終的には排除されます。残念ながらｗ、これは、経験則です。

自分の意見が通らないことに怒らず、またサポーターミーティングに代表される会合の席で不毛な言質の取り合いにならないようにしましょう。
じっくり行きましょうや。
本当に怒るのは、責任をぼやかそう、回避しようという姑息な動きだけでいいのではないでしょうかね？
そういう動きは許容して、チケット値上げに文句を言う姿勢って、俺にはまったく理解できません。

という訳で、久々に、ひとつ事象から無制御に書き連ね、最初と結論が噛み合わない作文を書いてみました。俺的には非常に楽でいいなｗ

ちなみに補足を一つだけ。
責任を取ることと辞めることは、決してイコールではないと思っています。
問題点を共有し、反省しすることも立派な責任の取り方だと思っています。
つか、みんな簡単に辞めろ辞めろ言い過ぎ。
そんなんじゃ、いくら人がいても足りないってｗ