2003 J2 第31節 湘南戦
内容の良い負けよりも、内容のない勝ちの方が、全てにおいて500倍、マシである。
なんか、たまの勝ち試合のたびに同じことを書いているような気がするが...
以下、慣れない観戦記風に。似あわねーとか、いうな。
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ベルダッシュかます予定だったが、終業間際にメールがバシバシ届くという、ありがちな展開。キーキーいいながら片付け、三ツ沢へ。
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キックオフの時間はまだバスの中。
「ここまできたら慌ててもしょうがねーだろう」と三ツ沢公園のバス停で降りた後、走ることもなく、どっしりと入場口へ。
チケットをもぎってもらった瞬間、歓声が起こる。
「ただいまのゴールは、横浜FC、背番号20、大久保哲哉」
慌てるべきでした。
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傷心の中、スタンドに入り、先に入場していた嫁、息子と合流。
「ゴール決まったよっ」「大久保だよっ」「良かったねっ」「やったねっ」
息子が、すごい形相で興奮している。
落ち着け。
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時計をみると、まだ10分もたっていない。
どれどれ、たっぷり楽しませてもらいますか、と意気込んで定位置へ。
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10分後、たっぷりと意気消沈。
双方、ミスでボールが安定せず、ばたつく。ウチもウチだが、湘南も湘南。
さすが2部リーグの下から2番目と3番目の争いである。
憮然とする。
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正味35分しかないのに、体感的に永遠に続くかと思われた前半が終了。
大久保のゴールシーンを見逃しているので、全く勝っている気がしない。
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ハーフタイムにお約束していた方と対面。
「普通の人じゃないですかっ!」
といわれる。
当たり前です。
大久保のゴールの後、しばらくしてから睡眠状態に入った息子が寝ている姿を見て
「ご子息ですか?」
「はい。息子です。」
「寝てますね。」
「寝ました。」
「...嫌な展開ですね。」
「全くです。何がイヤって、このまま何も動きがなく、クソ試合のまま終わるのが一番イヤです。」
いきなりオイラの魂の声を引き出すなんて、素敵すぎ。これからもよろしく。
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後半開始直前。
なかなかピッチに現れないウチの選手たち。
試合放棄じゃねーだろうな、と心配をする。
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後半開始。
前半は、DF(ルディ、真中、山尾)とボランチ(マシュー、信義、重田)の連携がぎこちなく、たまにぽっかり穴が開き決定的なピンチが何度かあった。そこを突かれるといやだなぁと思いながら、後半の入りを見る。
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湘南、穴を無視。
余裕...なのか?
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多少は前半よりもマシなレベルで試合が推移。
決定的なシュートも、双方のキーパーが当たっているため、ゴールは生まれず。
パラシオスが、決定的に当たっていなかったことも助かりました。
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後半30分超えたあたりで、息子が目を覚ます。
なんとなく、このまま終わるかな、と思う。
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案の定、微妙に荒れつつ、試合はそのまま終了。
1-0で勝利と相成りました。
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「勝ったねー」「とぉと、勝ったねー」「よかったねー」
息子大興奮。
ま、お前、殆ど寝てたんだけどね。
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おまけ1:大久保
いい。
久々に「自分で打つ」という姿勢を持ったウチのFWを見た。
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おまけ2:信義
DFに入ったときの相手選手との距離の甘さ、ボール際の軽さ。
批難の声がでてもしょうがないプレーだったと思う。
ただ、どことなく自信がないように見えるプレーを見ると、Jに上がった年の高田を思い出させ、切ない。
なんとか自信を取り戻して欲しい。がんばれ。
ま、怪我ちゅう話もありますが、ピッチに出た以上、関係ないからね。