甲府戦前夜
勝ち点3。大柴、ハットトリック。
そろそろでしょう、大柴。5試合は相手チームの油断を誘うための長い長い伏線だったのだ。
DFを引きつれながら城が素晴らしいボールキープをし、ルディあるいは信義あるいは成太に繋がり、そこから5試合もの間、封印されていたDFライン裏への早いパスが出され、大柴が走りこみ、1点。2点。3点。「罠だったのか」と気づき、混乱したDFを、横山が深く抉り、そのセンタリングに城がヘディングであわせ、さらに2得点。戦意を喪失した甲府に追い討ちをかけるように、城が後ろに流したボールを信義が決めて、もう1点。
6−0。
イメージ通りによろしく頼む。
どんなにいい試合をやっても、勝てないチームはどんどん硬直していく。これは昨年信藤で経験済みだ。
とにかく勝て。
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昨年の信藤といえば、今年のリティを対比させると、
・監督の役割
・戦術の意味(あるいはチーム力の定義)
・選手のスキルと戦術の関係
といった面白げなテーマがたくさん見つかり、ワクワクする。
オイラの最も苦手な分野ではあるが(笑)、じっくり考えている。
「やっぱ、リティだよ」「だから、信藤はダメだっていったんだ」
自分を肯定されたときにしか快感を感じることができないバカが、そう胸を張っているのをときどき見かける。
快感はもちろん大事である(笑)
でも、その程度で思考停止に陥っちゃ、あまりにもつまんないんじゃない?
たくさんのテーマ、たくさんの視点の海に泳いでいるとき、オイラはとても幸せだ。
自らを肯定するためにフットボールはあるのではない。
自らが足りない視点を啓示させるためにフットボールはあるのだ。
だからこそ価値があり、やめられないんだよ。