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解雇通告と責任の所在

俺は特定選手に思い入れることはない(ないようにしている、と言ったほうが正確か)。
俺にとっては「横浜FCの選手」であることが第一であり、「選手個人」は二の次だ。
もしも選手個人が第一ならば、フリューゲルスの流れで横浜FCのサポーターなんかやってるわけがない。
#念のため言っておくが、選手個人を第一と考える人たちをとやかく言うつもりは全くない。

そんな俺でも、解雇通告が乱れ飛ぶこの時期は心乱れる。

「しょうがないんだ」
そんなことは、わかっている。
しかしまぁ、慣れないもんだとつくづく思う。

−−−

昨日の有馬の解雇は、いつもより俺の感情の大きくブレさせた。
もちろん大好きな選手だったからというのもある。
でもそれだけでは説明できない、大きなブレがあった。

いつの間にか、俺は、信藤と今の選手達を「or」で考えていたのだ。

−−−

信藤が残るのであれば、今の選手達がある程度入れ替わるのは、止むを得ないと思っていた。信藤のサッカーで結果が出ない選手達を、信藤の意向で切るのは当然のことだ。権限をもつことで、結果に責任が求められる。

しかし信藤は解雇された。

信藤がいなくなったことで、俺は「今の選手をベースに、もう一度作り直すのかな」と漠然と考えていた。信藤のサッカーが特別とは思わないが、かなり癖があることは確かだ。継続性を否定したならば、そこでの結果は、あまり重視されないだろう。少なくとも、信藤サッカーで結果のでなかった(チャンスの与えられなかった)選手を切ることはないだろう。そう考えていた。

しかし選手達も解雇された。

監督も選手も解雇された。

−−−

「現場だけに責任を取らせるのか」

そう言いたい気持ちも確かにある。しかし、フロントが現場と同じ単位で責任を問われていたら、それこそ滅茶苦茶になってしまう。フロントが責任を問われるのは、自ら掲げた中長期目標が達成できなかったときだ。現状では「2004年のJ1昇格」。
笑うな。
これが達成できなかった時、フロントはその能力を問われる。当然責任を取ることになろう。

まぁ、この目標を発表したときの状況を考えると、万が一この目標が達成できない時は、普通の人間であれば恥ずかしくて横浜の地を歩くことはできないだろうがな。支持した人間も同じだ。
金がない?
甘えるな。私財をなげうってでも目標を達成しろ。自分の判断に責任をもてや。犬畜生じゃねーんだろ?人間だろ?

#意識的に脱線してみた(笑)

−−−

すべての解雇者を知っているわけではない。何人解雇されたのかも知らない。解雇理由も分からない。

でもひとつだけはっきり言えることがある。
今回の選手選定は、次期監督の意向を考慮しているわけではないといういうことだ。
そこに、とてつもない不安を感じる。

今まで散々他チームで見てきた、ダメダメスパイラル。
それにはまり込んでいるような気がするのは俺だけか?
さすが古河閥と言いたくなるのは俺だけか?

−−−

ひとつ無責任的に提案してみる。

監督と選手の契約期間をずらすことはできないだろうか?

例えば、監督は8月から1年間、選手は2月から1年間、とか。
そうすれば、現場不在のまま次期の体制が決まるという、余程のことがない限りさらにもう一年棒に振る可能性が大きいです、みたいな事態は発生しないと思うのだが...

正直、選手と監督の契約時期を重ねる必然性って全く感じない。
契約期間をずらすことで、役割分担と責任が明確になり、最低限の継続性を維持したまま、次のシーズンを迎えることができるのではないだろうか。

一考の価値...ない?

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