コスト意識とスタジアムの関係
ようやくアクセスも落ち着いてきましたね。
正直ほっとしてます(笑)
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マリノスとベルデの試合を見ていて、なんかベルデのサッカーが凄く古臭く感じたのはなぜだろう?
このままだと、来年はご一緒ですね。
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良い文章か悪い文章かを判断する一つとして、自分にとって新たな視点を提供してくれるかどうか(あるいは新たな視点を提供してくれるきっかけになるかどうか)ってのが、非常に重要な基準になっています。
#誤解を受けやすいのですが、「自分のとって新たな視点」という
のは、単に奇を狙った文章を歓迎するという意味ではありません。
そういう意味でサポティスタの浜村さんが書かれる文章というのが結構好きだったりします。
最近の『専用スタジアムを要求する方へ − あなたには「コスト」意識がかけていませんか?』というのも、次の展開を楽しみにしています。
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で、ものすごく興味のある御題なんで、ちょっとこれについて考えてみましょう。
ちなみに数字的裏付けは全くありません(笑)ので、単なる展開予想とも言います。
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「コスト」意識という視点で見た場合、結局のところ、陸上兼用スタジアムか専用スタジアムか、なんてのは、意味がなくなってしまうのではないか? という疑問が沸いてきます。
陸上のトラックを増設するコスト増(イニシャルおよびランニング)は、これを使用する競技がもたらす収入増でまかなえるとは思えないからです。
#この辺は、浜村さん自体も気にされているようで、筆者補足のな
かで「陸上競技場の建設コスト」および「既存陸上競技場の集客
数 それらの入場料収入データ」の情報提供を求められています。
それ以前に、サッカー、ラグビー、アメフト、陸上等々、日本で開催されるスポーツ興行の入場料収入をベースに考えたら、何個のスタジアムで足りるのだろう、なんてことを考えてしまいます。
結局のところ、「コスト」という視点で見たら、「日本には、もうスタジアムはいらない」という結論に達するのではないでしょうか。
すなわち「経済合理性で」「スタジアム自体の必要性を説明できない」という状況、というのが、本当のところではないか、と思ってしまいます。
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じゃあ、ってんで、コラム内でも紹介されているように「優遇税制、もしくは公的資金の導入といった措置を勝ち取るべきではないか。」ってのも感情的には少し寂しいものがあったりします。
#ちなみに紹介されている「参考文献」の文章は、もうアクセスで
きないようですね。
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で、私的には陸上トラックの必要性よりも「そもそも観客席っているの?」って方が、興味があったりします。
#初期費用および運営費用に占める観客席の比率ってものを知らな
いので、切り口として正しいのかどうか判りませんが、
なんていうか、「単にスポーツを見る人」を増やすのって、結構限界にきているように感じています。マーケット的にも、それを増やす仕組み的にも。
観客席がないグラウンド、すなわち芝生のグラウンドを増やして、そこで「スポーツをする人」を増やしていったほうが、結局のところ「スポーツをみる人」を増やすためには近道なんじゃないのかな、なんて思っています。
もちろん、芝生のグラウンドが、コスト的に見て採算があうもかどうか、検証する必要があります。
そういう切り口で見ると昨年(だったかな)、ソシオの理事長が発表した「ソシオ版 フィールド・オブ・ドリームス?」ってのは、とても興味深いアプローチだったなぁ、と改めて思ってしまいます。
#ソシオ公式BBSの−10−12の書き込み
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つらつら書いてきましたが、浜村さんの続編を期待して待ちたいです。
え? 数値的な裏打ちをもって、お前が書けって?
無理だって(笑)
ただ少しずつでも、調べて、まとめて見たい御題であることは確かですね。