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負荷分散(ソシオを巡るお話1)

「まとまりのない断片的な文章になるだろうなぁ」という予感をひしひしと感じるが、そろそろ「最後の文章」で書ききれなかったことについて触れてみたい。今日はその1回目。
ちなみに気が向いたら書くレベルなので、連載ものだと誤解しないように(笑)

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ソシオ−YFSCの問題に関わる中で非常に不思議に思ったことがある。
なぜ、適切な負荷分散が行えないのだろうか、と。

非常に単純化してお話すると...

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Aさん、Bさん、Cさんという10の力を持った3人がいると仮定しよう。
Aさんは、10のうち2の力をソシオのために使えたとする。
Bさんは3の力、Cさんは5の力を使えたとする。

3人で10の力がある状態で、10の力が必要な作業が発生した場合...
それぞれ提供できる力を出し合えば、何の問題もない筈だ。

でも実際は「Cさん9、Bさん1、Aさん0」といったように、もっとも使える力の多いCさんに殆どの負荷が集中することになる。
当然Cさんは、別の力をソシオに振り向けなければならない。

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これはあくまでも単純化した例だ。もちろん現実には

・作業の特性(分散処理できないものも当然ある)
・個々人の性格的な特性(セクショナリズムに捕らわれる愚かな人もいるし、他人に任せられない人もいる)
・個々人の能力的な特性(同じ時間でもできる作業量は当然異なるし、得意分野によって同じ人間でもこなせる作業量は異なる)

といった、当たり前の要素により、複雑化する。

ただ、それを考慮したとしても、明らかに作業負荷が特定の人に集中してしまうのだ。

理由としては、3つほど考えられる。
1つめは、「人材不足」。
2つめは、「ボランティアとしての甘え」。
3つめは、「共通意識の欠如」。

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「人材不足」。

誤解がないよう具体的に言えば、アイデアを実行レベルに落とせる人間が決定的に不足していたということだ。

通常、何かを企画する場合、
(1)思考の拡散、収束を何度も繰り返し、最終的に実行するアイデアを選択する。
(2)アイデアを実行レベルに落とす
といった作業が必要となる。

YFSCと対立関係が無かったときも含め、ソシオの会合に何度も出席させてもらったが、殆どの会合は議論が拡散したまま終了していた。まれに収束までいくものもあったが、実行レベルまで落とせたものは、記憶にない。

拡散(発散?)のための意見を言える人は、沢山いた。
収束を意識できる人は、殆どいなかった。
実行レベルまで落とすことを意識している人は、皆無に等しかった。
結果、収束、実行レベルを意識できる人がすべてを被る形となり、彼らは急速に消耗、疲弊していった。

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「ボランティアとしての甘え」。

これは文字通りである。ボランティアを基本としていため、自分の責任が明確でなくなり、「誰かがやってくれる」という意識が蔓延していた。また、善意に拘るあまり、表面的な平等感に捕らわれてしまっていた。
結果、自ら作業を見つけられる人間に負荷が集中していった。

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「共通意識の欠如」。

ソシオ全体としての共通意識の無さは今更言うまでもないが、反YFSCの立場をとった人間の間でも、共通意識は欠如していた。
極論すれば、ソシオ全体の共通意識は「横浜FCを応援している」という1点であったし、ソシオの中でも反YFSCの立場をとった人間の共通意識は「YFSCと対立している」という1点であった。

もちろん、様々意見をもつ人間が存在することは喜ばしいことだ。しかし最低限度の共通意識がなければ、団体として存在する意味はない。悪意に晒されたとき、共通意識をもたない団体は、内部から崩壊する。足元を見失った多様な意見の容認は、百害あって一利なしである。また、共通意識が無い中で、自分で作業を見つけることができる人間はわずかである。
結果として、調整を行うことが出来る人間(調整する必要性を意識できる人間)が、負荷を被ることになった。

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うーむ、こう書くと、ソシオが団体として体をなしていなかったことを認めざるを得ないな(笑)

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適切な負荷分散を行う仕組みがなければ、団体の発展はありえない。
ボランティアを前提とした団体であれば、尚更だ。

何が重要なのか。何が必要なのか。汎用的な仕組みの構築が可能なのか。

今後、じっくりと考えてみたいと思っている。

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