つのだまぶろぐ

2003年10月11日

2003 J2 第38節 水戸戦

試合時間直前に三ツ沢着。

コーナーキックから河野のゴールで先制。
その後、同じくコーナーキックからトゥーリオのゴールで同点。
後半、信義のPKが決まり、勝ち越し。
そのまま、試合終了。

本当に久々の、勝ちでした。
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そして、やはりこのことに触れたい。

今日、横浜FCのゴール裏では、サンバとTIFOSIの統一応援が行われた。

太鼓一つ。コール中心。

これだけ聞けば、TIFOSIにあわせた応援のように聞こえるかも知れない。

しかし、普段三ツ沢に来ている人間であれば、いつものTIFOSIのコールではないことに、すぐに気づいたはずである。また、普通にサッカーを見ている人間であれば、そのチーム名と選手名中心のコールのリズム自体、非常にスタンダードなものであることは、すぐにわかったはずだ。

あえて言葉を選らばずに言えば、サンバもTIFOSIも、双方、自らの過去を振り払い、新たに横浜FCの応援スタイルを作り出そうとしていた。
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もちろん、当たり前の話だが、今日に至るまで様々な紆余曲折があった。
統一応援に尽力した人間は、お互いに気を使い、試合中、やや集中力が欠けていたようにも見えた。

しかし統一応援を意気に感じる人間は、確かにいた。
そいつらは、いつも以上に、声を張り上げ、手を叩いた。
様々な場所から声が上がり、それがコールとなった。

選手たちは、試合中にも関わらず、手を上げてコールに答えた。
PKを決めた後、信義はゴール裏に向かって、今までにない激しいガッツポースを見せた。
青白のチェックのマフラー(TIFOSI)とストライプのマフラー(EL CIELO=現サンバ)が混然と抱き合う前で、そのガッツポーズは、繰り返された。それは、とてつもなく美しいものだった。

試合終了後、ゴール裏に来たとき信義は、久々にみた、とびっきりの笑顔とともに「もっともっと密集してくれ」と身体で訴えかけていた。
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今日の応援に関して、いろんなことをいう奴がいるだろう。
表立ってではなく、陰で。だから戻さなくちゃいけない、と言うために。

確かに応援としては、原初的だったといえる。
ピンチの時、チャンスの時。コールがでてこないこともあった。
拙いと言われてもしょうがないかも知れない。
いくらでもアラを探すことができるだろう。

しかし、サポーターは、確実にゲームとシンクロしていた。

俺は胸を張って言える。
今日の横浜FCの応援は、Jリーグ28チーム中、一番である、と。
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試合後、EL CIELOとTIFOSIの話合いが行われた。
長い長い話合いであった。
細かい内容については、ここでは書かない。
TIFOSIの応援が多かったという、愚かな誤解も含め、EL CIELO側に、不満が多いのは確かだ。

不満に思う奴は、俺にメールをくれ。
100でも1000でも、お前のその気持ちに沿う理由を書いてやる。
本当に、いくらでもロジックを紡いでやる。

でも、1つだけ、俺の願いを聞いて欲しい。
過去の10年ではなく、これからの90年で、今回のことを判断しよう。
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いいじゃねーか、ゼロからで。
一緒に作っていこうぜ。

「聞いてない」とか「誰かに聞かなきゃ」とか言う前に、今日「感じたこと」を大切にしようぜ。
そして「感じたこと」を伝えていこうぜ。

今までよりも、これからの方がずっと長いんだ。
眼が曇っていなければ、本当に大事にしなきゃならないものは、すぐにわかるはずだ。

少なくとも、自分の応援スタイルを守りたいがためだけに、このチームから逃げ出した過去の人間を担ぎ出すような、愚行はするな。
そこまでいかなくても、この動きを揺り戻そうとするな。

そんな奴は、全てこのチームの癌である。
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なぁ。
信義の、山尾の、横山の、城の笑顔を、もっと見ようぜ。

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