三ツ沢子連れ日記

てな訳で、昨日今年になって初めてサッカーの話題を書いた、つのだまです。
なんかねぇ、いろいろ思うところがあって、激しく作文意欲が減退中なのですが、明日（だっけ？）2006シーズンの体制発表ということで、ちょっと無理してでも書いておこうと思った次第。

で、本論よりも長い前置きを。あるいは今年のオイラのネット上でのスタンスについて。これを書いておかないと、今日だけじゃなく、今後書こうとしていることも、ちょっと伝わりづらいかなと思うので．．．

オイラの考えの中に「ある程度の期間主張されても形とならない『正しい』ことは、『正しさ』のどこかに欠陥がある」というのがあります。
オイラの作文意欲が減退している理由のひとつが、これ。
最近、従来の主張を見直す時期に来ているのかな、と思うことが多いのです。つか「サポーター」に偏りすぎているネット上のサッカー世論に、物凄い危うさを感じているのです。
もちろん、旧態然としたマスコミのスポーツ報道を見て、まだまだと思うこともあるんだけどね。
ただ、これってマスコミの報道を「サヨ」と括って吠えているネット「ウヨ」と構造的には変わらない。少なくともネット「ウヨ」と同じように安きに流れていないかと振り返ることは必要なんじゃないか。
オイラは最近そう考えるのです。

＃余談ですが．．．以前も書いたけど、今ネット「ウヨ」気取って
　いる奴らは、一昔前なら典型的な「サヨ」支援者だよ。
　接している情報量が違うだけで、安きに流れているという本質に
　は変わりない。

また、オイラの場合ソシオという出自があったため、より先鋭的に書くことができた、という思いもあります。
いわば、オイラが主張する意見の反対意見は、わざわざ書かなくても出自そのもので代弁できたため、作文する側としては、非常に楽だったのですｗ
ただ、あの騒動からもかなりの年月が経過しています。そもそも記録がまともに残っていない現状です。
同じように書いていたら伝わらないなということを、ここ数年、痛いほど経験して来ましたｗ
反発する人だけではなく、表面上オイラに賛同してくれる人も含めてね。
今まで書かなくてもよかった部分もしっかり書いていかないとマズイなぁと考え、最近気が重くなるのですｗ

出自という意味では、もうひとつ。
出自が同じだから同じ考えだろうと思われることが、かなり苦痛であるケースが増えてきました。
時間が経てば、考えだって変わるでしょう。ずっと近い考えである方が珍しい訳です。適切な例えかどうかわからないけど、お互い直線だったら、一度交わった後は離れる一方ですよｗ
前述のプラスの効果が減り、相対的にマイナスの効果だけが増えている現状。この辺についても、考えざるを得ないのです。

といった、もろもろの心情を昨年後半から熟成させた結果、今年は少し、しかし読む人にとっては大きな、方向転換をしようと思っています。
今年は、過去の作文での主張と相違する主張を書くことが多いと思います。そんなことは承知した上で書いているんで、わざわざ指摘するような野暮はしないようにｗ
ま、そういう作文は、他の人、特にオイラの意見を否定する人たちが書くべきじゃねーのと思っているんだけど。いくら待っても出てこないなら、しょうがない。自分でやるさ。

以上カミングアウトした上で、今シーズンのチームについて書いてみます。

サポーターとしては、当然J1昇格ですよ、全試合勝利ですよ、少なくとも俺の行った試合は全部勝て、ですよ。
でも、でもね。
前シーズン11位だったチームが昇格できるほど、J2は甘くないですよ。

確かに良い補強していると思いますよ。
でもレギュラーを入れ替えるような補強じゃないです。今のレギュラーの結果が11位。これは厳然たる事実ですよ。
今年の補強は昇格を目指した補強ではなく、あくまでも「安定した中位」を目指す補強ですよ。
仮に、レギュラーが入れ替わるような補強が出来たとしても、1ヶ月半のキャンプで、48試合を乗り切れると思います？

勿論、11位という現実を踏まえ、まずは数年間安定して中位を取れるような地力をつけ、その後J1を目指すというのは、少なくともオイラは、スタジアムを離れれば十分納得できます。

でも、そういう人間がどの程度います？
昨年のチーム批判の根底にあったと思われる「今の選手たちでもJ1にいける」という考えに沿っていけば、今年はJ1に上がらなければおかしいわけで、そこに危うさを感じるのです。

単刀直入に言いましょう。
今年は最終的には去年と対して変わらない成績である可能性が高いと思っています。少なくとも低迷か／躍進かで言ったら、低迷する危険性はかなり高いと思っています。そこにどう折り合いの付けるのか？
オイラは今迷っています。未だ方向性を見つけることはできません。
ただ、自らのバランスを保つために、スケープゴードを設定し、それを叩くという選択に対し、とてつもない嫌悪感を抱いた昨年。
それ以外に何か適切な方策はあるのか、もう一度見極めたいと思っています。

これに関連するかも知れない事項。今のところ永井以上に禁句になりつつある、足達について。

体制発表の直前に言うのもなんですが、オイラは辞めたほうがいいと思っています。

＃間違えて欲しくないのは「辞めるべき」とは思っていないこと。
　オイラはかなり傲慢ですが、そこまで傲慢ではないｗ

理由は1つ。
昨シーズンの最終戦、試合前にゴール裏に来て「信義は必要な選手だ」と訴えたのは周知の事実。
一言で言えば、人事権のない監督なんざ、意味ないでしょ。

＃その異常性が成績追求の声に隠れてしまったことが残念でならな
　い。結果、オイラと声を荒げている人間との距離感を意識するこ
　とに繋がった。

ま、続けるということは、リベンジのチャンスもあるということ。
足達クンには、今シーズンの終わりに、俺達に屈服の足達コールをさせるよう頑張ってもらいたいものである。
悪い成績を望んで三ツ沢に行っている奴はいない。
辞めさせることを目的に、成績の低迷を望んでいる奴なんざいないってことだけは忘れんなよ、足達。

蛇足ながら。

昨シーズン、オイラは足達を中間管理職に例えた。
オイラが中間管理職だからかｗ、これを同情だと捕らえる人たちがいたが、誤った解釈といわざるを得ない。
監督という役割が、中間管理職に例えられること自体が異常であり、オイラの問題提起なんだよ。

「今の横浜、クラブとして歪じゃない？」

それをしっかり見極めて、シーズンを迎えたいものである。