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欠落を埋めるモノ

ボケーと見てたけど、ここんとこの蹴閑ガゼッタと1on1の論争(らしきもの)って面白かった。
#ちなみに1on1ってよく知らなかったりするんですけど、その筋(どの筋?)では有名だったりするんでしょうか?誰か教えてください。メルマガの紹介文みても良くわからん...

ちびっと思ったことを。
結構油断して読んでるので、トラップを読み落としている可能性大(笑)
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「金が足りない」という「欠落」を「誰が補うか」っていうのは、どうなんでしょう?

来年の金をどうするって話だけであれば、誰かが補わなければならないってことだけで終わりだ。
選手(高額年俸選手)、フロント(社長の腎臓w)のどちらで補う「べきか」ってのは、議論として出口がないと思うし、そういう意味で興味がなかったりする。

んで、オイラ的には、なんで「金が足りない」のかってところに興味がある。

フロントの営業努力?
サッカーのレベル?

そうねぇ。
確かに「エンターテイメントとしてのサッカーというスポーツ」という視点で見ると、そういうところが論点になると思う。
・質の高い試合を見せるようにしよう(品質の向上)
・サッカーの楽しみがわかる人間を育てよう(市場の拡大)

でも「エンターテイメントとしてのサッカーというスポーツ」という視点を突き詰めていくと、結局「Jリーグなんて成り立たない」って結論になると思わない?
というか、「世界リーグ構想」みたいな話にでもしない限り、満足できるゲームを提供し続けることなんて無理なんじゃないかな。
まぁ、そこまで極端にならなくても、この視点で見た場合「2000人しか集まんないプロチーム」なんて悲劇にしか見えないはず。

でもさぁ。
オイラなんか「国内2部リーグの下位チームの試合に、2000人も入る」って、すごいことだと思うんだよね。
そんで、こう思っちゃってるわけよ。
サッカーの魅力ってのは「エンターテイメントとしてのスポーツ」という視点以外のところにあるんじゃないか、って。
そこを掬い取り、モデル化できれば、市場自体がブレークすることができるんじゃないかって、ね。

Jが始まって10年。
そろそろ「エンターテイメントとしてのスポーツ」という視点(オイラがしょっちゅう書いて、読む人を辟易させるw「良いサッカー」の視点)の限界が見えつつある。
そろそろ次の視点を模索する頃なんじゃない?
そして、次の視点を見つけることができれば、歴史の浅いリーグだからこそ、発展の余地があると思っている。
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ネット上の論客が、相変らず「良いサッカー」の視点に立って議論しているところを見て、「お。まだネットの片隅で作文してもいいかも」と思いました。思い過ごしだと思いますが。
それでもサッカー作文界のニッチ野郎として、ポツポツ書いていこうと思っています。

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