つのだまぶろぐ

2004年04月22日

憎まれ口的サポーター論6 共同体の代表としてのチーム(前編)

この前の脳内トレース作文で、地名に実体はないと言い切ったが、オイラの作文を最近読み始めた人には、ちょっと違和感を感じるかも知れない。
本当は、過去の作文に一通り目を通してくれと言いたいところだが、結構な量になので、よっぽど物好きでない限り、無理でしょう。
で、昔からの読者の方には、繰り返しになってしまうので大変申し訳ないのだが、最近優しいと評判のオイラが、再度自分の考えをまとめてみることにする。
オイラの考えの基準が良くわからないとお嘆きのあなた。
お奨めです。

ちなみに三ツ沢子連れ日記恒例、定期的な読者シャッフル作文なんで、テメーのチンケな正義感でしかサッカーを見ることができない奴は、読まないように。あと、バカとか言われて気分が悪くなる奴も、来なくていいからw
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日本において、地域(ここでは、市町村)というものは、共同体としては機能していない。

もともとそうなのか、長年かけて削り取ってきたのか分からないけれど、少なくとも今現在は、地域というものは、実体を伴った共同体ではない。
地域を意識した共同体としては成立しているのは、もっと小さな自治会レベルであったり、せいぜい大きくても学校レベルがせいぜいである。

それに対して「いや、日本においても従来は...」といっても、ただの知識教養合戦になるだけだ。
その効果は、知識教養がない脳内トレース型人間であるオイラを感心させる程度のものでしかないw。

一方で、スポーツが何らかの共同体の代表として位置付けられた場合、そのゲームが熱を帯びるのは、説明するまでも無い。
特にサッカーにおいては、不確実性、偶然性がゲームの中で、目に見える形で存在するため、どのスポーツよりも熱を持ちやすいという特徴がある。

共同体が成立していない、地域名を冠に科したチーム。存在しない共同体を叫び、ゲームに熱を「もたらそう」とするサポーター。
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この現状を見て、サッカーを単なるスポーツエンターテイメントとして捉えることしかできないバカが言う。

「サポーターなんて、必要ない」
「サポーターなんて、理解できない」
「ヨーロッパの考えをそのまま当てはめることはできない」

そして従来のエンターテイメントの枠を当てはめ、サッカー的なモノを「悪い部分」と簡単に切り捨てようとする。

しかし、ちょっとみてみれば、こういうクズどもが、実は何も考えていないことなんて、すぐにわかる。
マナーや集客や経営を持ち出すご立派な方々の中で、スポーツがエンターテイメントとして成り立つ要素について、考察をしている人間が何人いる?
更にサッカーがエンターテイメントになりうるかという点について、きっちりと検証している人間が何人いる?
せいぜい未来のマーケットの規模を類推して、悦に入っているだけじゃん。
殆どが、自らの薄っぺらな主観的正義感をベースとした、カウンターでしかない。

オイラは、自分の立ち位置を忘れて代案の提示を主張する奴が大嫌いなんで、好き勝手言えばっと思っている。
ただ、好き勝手言ってるんで良しとするならば、こういうご立派な方々は、オイラが口泡飛ばして主張しているスキームの中のサポーター(すなわちご立派な方々が、否定する奴ら)と同じか、それ以下の存在でしかない。
そこに居心地の悪さを感じない程度の人間ならば、相手にするだけ時間の無駄だw

とっとと新しいスキームを提示してみろよ。新しい視点を提示してみろよ。
サッカーが興行ビジネスとして成り立つために必要なモノはなんだよ。
まさか、金を釜に放り込んで汽車を走らせるようなこと夢見てんじゃねーだろうな?
その先、世界中でいくつのリーグ生き残ると思ってんの?

って、この辺、いくらでも書けるのだが(ホント、カウンターちゅうのは、書くのが楽。これにネット用のテンプレートに沿って文章起こせば、いっぱしの凶悪系サイトだw)、話が進まないのでこれでおしまいw
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話を元に戻そう。

ありもしない共同体にすがるから、話が拡散し、バカを呼び込む。
共同体がないなら、作っちゃえばいいんだよ。
間違えんなよ。ファンクラブじゃねーぞ。
地域なんてちっぽけなもんでもない。

作るのは、自分たちのサッカーを中心とした『国』だ。
そこでは、自分の意思で国民になる。だからこそ、国を愛せる。
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自分たちのサッカーを中心とした『国』。単一宗教にして、単一民族。
フットボールの文脈が、唯一にして絶対の『法律』。
『政府・行政』(フロント、選手、監督)は、『国民』(サポーター)の幸せのために、『国旗』(チームカラー)をまとい、『祭り』(ゲーム)を提供する。
『国民』は、『祭り』に参加し、声という『税金』を支払う。

全ては、国民の幸せにため。
そのためにサッカーがある。

理想国家。
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当然疑問が出てくるはずだ。
どこにビジネスが適用されるのか。

この理想国家全体にかかる。

国家を名乗る巨大イメージクラブ。

オイラ達は、理想国家の国民であるという「イメージ」を買う。
そして、嬉々として、声という税金を払う。
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チームを応援していく上で、どこに住んでいるかなんて、今は、大した意味を持たない。
だって地域の共同体なんて、現在、存在していないのだから。
それぞれのチームは、それぞれのチームを誇りに思う人間たちの共同体の代表である。

いいじゃん、それで。

地域との結びつきなんざ、長い長い時間をかけて、出来上がっていくもんだ。
何代も何代もかけて。
地理上の地域と地域名を冠としたチームの国民が融合した時。
その時、初めて地域が共同体として成立する。
そして、そうなってようやく、地域がマーケットとしての価値をもつんだ。
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いい感じに飛ばして、オイラ、ご満悦状態であるw
後編(たぶん明日)は、提示したスキームに沿って、最近のサッカー界で話題になった問題を考えてみようと思う。

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コメント

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