オイラは、米軍のキャンプの近くに住んでいる。
朝、長男とキャンプ沿いの広場で、キャンプとの仕切りの金網に向かってガンガンボールを蹴って遊んでいた。
金網の向こうは、キャンプ内の道路。普段はビュンビュン車が走っている。
ガッシャンガッシャン金網を揺らしていたら、車が1台、すっと止まった。
車に書かれている「POLICE」の文字。
お?
文句でも言うつもりか、こっち側は日本だバカやろう、と一瞬身構える。
微妙な間があり、車から一人降りてくる。
金網越しに息子の前に立ち、手をすっと差し出す。
長男も手を出す。
ん?
アメを3つもらいました。
「ありがと」と頭を下げる長男。
事態を良く飲み込めず、薄ら笑いを浮かべるオイラ。
走り行く車。
なんだったんだ、一体...
戦後はまだ終わっていないって解釈すればいいんだろうか?
それとも貧乏臭く見えたんだろうか?
あ、それはそれで正解です(笑)