つのだまぶろぐ

2004年09月26日

2004 J2 第36節 札幌戦

今日の試合。
怒るべきだと思うし、怒った人の方が遥かに真っ当だし、正しいと思う。
でも試合後のオイラは、ただただ絶句するだけだった。
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予報が悪い中、万に一つの可能性を信じて、家族で夢の島に向かう。
保土ヶ谷バイパスの事故渋滞にもめげず、開場前に夢の島着。
しかし、霧雨がやまず。
車内でお昼ご飯を格闘のようにとりつつ(←子持ちにしかわからない表現w)、しばらく様子をみるも、入院以来「絶対風邪をひかすな」という厳命を医師から受けているため、息子達の観戦を断念。オイラだけがスタジアムに入る。

試合開始。

最高とまでは言わないまでも、それなりの出来だったと思う。
精度は別にして、クロスは上がっていたし、2列めからの飛び出しもあった。
札幌のミスが多かったこともあり、不細工ながら、ウチがゲームをコントロールしていた。
「こういう展開で、前半に得点しないとマズイよなぁ」
という不安が80%ぐらいに達した40分ぐらいに、山尾のヘディングがゴールネットを揺らす。
1点リードで前半を終える。

寒いのと寒いのを紛らわすために酒を飲んでいたのが合わさって、ハーフタイムのトイレは大盛況。
とても2403人の観客とは思えない込み具合であった。
ちゅうか、オヤジ度が高いってことだね。オヤジの小便は近いのである。

後半。

早川に変えて、大友。臼井が右SBに下がる。つまらなそうな臼井の姿が印象的。
確かに前半右サイドから何度か崩されていたが、あまり怖さは感じなかったので、ちょっと意外な感じだった。
「前半に1枚イエロー貰ったからじゃねーか?」
という声が上がる。
うーむ。
オイラ的には、プレーに思い切りが欠けていた、中島を変えるもんだと思ったのだが...

後半開始。

まったく攻撃する気がないチームが、そこにいた。
ただ、攻撃する気がない、という意思統一はとれていた。
オイラには(あくまでもオイラには)、それは1点を守りきろうという意思に見えた。
「攻撃しろよ」
「もう一点取りにいけよ」
周りから声が飛ぶ。
その声は、全く持って正しい。
シーズンを見続けたサポーターからみれば、サッカーを少しでも知っている人間から見れば、とてもじゃないけど、1点差を逃げ切れるチームだとは思えないだろう。

ただオイラは、残り45分、徹底して守るなら、それがこのチームの意思ならば、やってみろ、と思っていた。
恐らく、リティの指示とは違うと思うが、守りきってみろ、と。

果てしなくつまらない試合が、延々と続く。
札幌にボールを支配され、札幌のミスの助けられる内容。
勝たなきゃ意味がない試合。

後半40分すぎ。
点を取りに行けという声が少なくなる。残り時間を考えれば当然だ。
その直後。
札幌のミドルシュートが決まる。同点。

そのまま、試合は、終わった。
呆然とするオイラ。
怒号が飛び交う、周辺。
その怒りは、尤もだ。その怒りは正しい。
でも、とオイラは考える。
チーム力そのものがでた試合なんじゃないか、と。
勝ちなれていない姿が、あらわになった試合ではないか、と。
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2つの疑問。

1つめ。
リティは、交代選手の使い方が、後手後手ではなかったか?
後半、ハーフタイムの指示あるいは自分の目指すサッカーからはかけ離れたいたはずだ。
もっと早く手を打つべきではなかったか。
ゲームの流れに飲まれたか?
札幌の出来の悪さに甘えたか?
だとしたら、監督失格である。

2つめ。
菅野は、何に切れていたのか?
味方のふがいないプレーか、一部客の野次か。
いずれにせよ、切れる相手が違うだろう。
試合の流れのおかしさに気付くことができるのは、キーパーだ。
それを他の選手に伝え、修正できなかったのは、菅野、お前自身なんだよ。
お子ちゃまだからって、何しても許されると思うな。
甘えんな、クソガキ。
最低限の教育ぐらいしろ、フロント。

#オイラはコアな方々と一緒に応援していたが、
 菅野に対する野次はなかった点を補足しておく。
 憶測を持って、嬉々として見当外れなことを書く
 キチガイは、横浜FCにとっての害悪に過ぎないの
 で、ほっときましょう。
 ただ、他のところから野次があったとしてもおか
 しくないし、野次に激高する菅野は、単なるお子
 ちゃまであり、そのままじゃ、どこいったって通
 用しない。
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何にせよ、この試合は、途中から、勝たなければ何もならない試合に、その位置付けを変えた。
そういう試合にしたのは、選手自身である。そして、その流れを変えることを放棄した監督・コーチも、結果的にその位置付けを肯定したことになる。

何度も繰り返すが、引き分けに終わったこの試合、怒る人間の方が、正しく真っ当である。

ただ、オイラは無気力に、後ろ向きに呟く。
ここで引き分けに終わってしまうのが、このチームの力なのかも知れない、と。
最下位相手に、1点差を守りきれず、引き分けに終わるチーム。

そして、ただただ呆然となる。
_____

何が足りないのか、何が必要なのか。
横浜FCのサッカーとは何なのか。それは昇格が絶望的になった状態でも客を呼べるサッカーなのか。
残り8試合。
ピックアップすべき課題は、山積みである。

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