つのだまぶろぐ

2004年01月24日

わかタンからのコメント

わかの観戦日記の1月23日のコラムにて、最近のオイラの作文に対するわかタンからのコメントがありました。
今日は、それを中心に。

なおオイラの作文上での敬称は「タン」です。
みんな、2ちゃん用語と使っているだけだと思っているでしょうが、実は吉田照美のやる気マンマンで使われている「ちゃん」付けをひねった(?)だけです。

何でだれも聞いてくれないんだっ。
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■ソシオとの関連について

ソシオとレガシーな集客論は、どんなに否定しても、同じ文脈。
対象となるマーケットが一緒なんだから、当たり前。
それ以前に、根底となる主張を考えれば、否定すること自体がお笑い草である。

変な例えだが、ガキが「数学なんて、社会で役に立たないっ」と力説している姿を思い浮かべる。
言うまでもないが、一番役に立つんだよ、数学は。論理学なんだから。
(オイラには、リクルーターとして数十人の学生を前に「テメーら、サークルで人間関係学びましたとか、海外旅行で異文化学びましたとか言う前に、数学やれ、数学。」と一席ぶった前科あり。十何年前の話だがw)

当時どっちの立場をとったかは別にして、みんな完全拒絶なんだよね。最高のケーススタディなんだけどねぇ...
いや、むしろソシオ側の立場に理解を示した人ほど全てを無視し、振り返ろうとせず、上っ面の敗北要因にすがろうとする。
本質を見ようとしないのであれば、たぶん誰も動かすことはできないでしょう。

ありがちな議論のすれ違いではあるが、この辺のズレ(壁?)については、斉藤孝の『子どもに伝えたい「三つの力」―生きる力を鍛える』『「できる人」はどこが違うのか』あたりを読んでいただけると、分かりやすいかな、なんて思います。
(斉藤孝のビジネス書もどきはクズ本ばかりだが、彼の本職の教育論関連の本は、買う価値がある)


■反論する資格

でも反論する資格は観戦歴10年が必要なのか・・私は奥寺が現役の頃からサッカーを見ているけれど、本格的に見始めたのはここ7,8年位だからなあ・・でも毎年100試合前後は見ているから発言資格はこれで有りということにしてください>つのだまさん。

これは、オイラの書き方が良くなかったね。反省。
サッカーを取り巻く構造自体を把握している人であれば、異論反論抗議は大歓迎です。
1試合で分かる人もいるし、1年で分かる人もいる。
一方で、どんなに見ても、分からない人にはわからない。

「10年」という意味は、10年前から語られる「あるべき姿」にいまだに近づけないということは、そのあるべき姿自体を捨てる必要があるのでは、ということ。
「レガシー」という言葉には、そういう意味も込めてます。
少なくとも、再検証が必要だし、もう、日本のサッカー界全体がそういう時期に来ていると考えている。

前にも書いたが、オイラ的には「サポーターはストイックである」という図式に風穴を開けるべきだと思っています。
客は欲を最大化させるべきだし、それを取りまとめる(あるいはうまく昇華させる)ことができれば、会社は、経営的に成功することができる。
ビジネスの基本です。

市民クラブなんて営業コピーの典型(このことは、ソシオのゴタゴタの時から再三指摘している)。
客が、この言葉を金科玉条とした時点で、実際の立ち位置と思考の立ち位置がずれていると言わざるを得ないでしょう。客が他の客のことを考えなければ、経営的に成功することができない、なんて、ビジネスとしておかしい。

この辺の歪みっぷりって、従来の福祉ビジネスと同じ文脈なんではないかと思います。

小倉昌男の本かなんか読んでみてはいかがかと。
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■甲府サポ?水戸サポ?

紹介したメールを頂いた方は、甲府サポでも水戸サポでもありません。
試合後の話し合いにも何度か出席したことのある彼が指摘しているのは、一つだけです。
「横浜FCのサポーターは、なぜマナーの良し悪しで、サポーター同士がいがみ合うのか。」
これは、わかタンの主張(もう横浜FCだって2000人程度の観客で軽蔑しあっている場合ではないのではないか。)と殆ど変わりないと思っています。

新しい客が必要なのは、間違いない。
新しい客として、どういう客層をターゲットにするかが、今回の議論の本質だと思っています。
わかタンがターゲットだと考える層にとって、マナーは重要であり、オイラの考える層にとっては、マナーは重要ではないということ。
逆に言えば、そこに議論を焦点を当てたほうが、面白かったかも知れませんな。
この辺は、今度またやりましょう。

なお、蛇足を承知で付け加えれば、過去オイラに抗議(?)をしてきた中で、最も性質が悪かったのは、甲府サポです(笑)
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■壁

最後は補足です。わかタンとは直接関係ありません。ちゅうか、ここまでもオイラが書きたいことを書いているだけで、あんまり関係ないだろうと突っ込まれそうですが(笑)

自分も「壁」という表現を使っていますが、ゴール裏に来ることは基本的には、誰あろうウェルカムです。
ただ、試合中の応援は、ゲームの流れを掬い取ってやっている。
掬い取れない人を意識した応援は、やっていない。
これをもって「壁」というのであれば、それは「壁」でしょう。
だとしたら、壁があることが問題なのではなく、壁の高さが問題な訳で、メイン/バックの観戦歴が長いオイラからみれば、全く問題ない高さだと思っています。

あとこれも蛇足ですが...
バック、メインにも参加しやすい応援っていうのは、常に意識され、具体化しています。手拍子とか、ビッグフラッグとか、その典型ですな。
ちょっとずらした書き方をしただけで、今回、この辺を軽視していると考えるおバカさんがいて、大層笑わさせていただきました。ここは日本だっていう突っ込み(?)も、同じように笑わせてもらいました。
上っ面の言葉に反応しすぎ(笑)

こういう人がいるんであれば、やっぱ、「壁」にはある程度の高さが必要ですな。
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でな訳で。この話の本編は、とりあえずこれで終わります。
久々に真っ当に面白かったです。
オイラも基本的に誰あろうウェルカムなんで、ぜひ遊びに来てください。
でもオタク系の人はやや苦手です。ちなみにオタク系で無闇に明るい人が最も苦手です。
ご配慮ください(笑)
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あと、今回の話とは全く関係ない業務連絡。
BBSで絡んできたケイたん、ご連絡お待ちしております。
あなたがどこまでフリューゲルスとサンバを貶めれば気が済むのか、非常に興味がありますので。

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