つのだまぶろぐ

2002年11月07日

憎まれ口的分裂応援論(途中経過)

横浜FCのゴール裏を見て「分裂応援は良くない」って言う奴は多い。
全くもってその通りだと思う。

でもその言葉に説得力を見出せないのも事実だ。
それは一般化された「善悪」論の域を出ないからだ。
軽すぎるんだよ。

−−−

分裂応援をなくすためには、分裂応援をしているサポーターを説得しなくてはいけない。
そしてサポーターを説得するためには、現状では、サポート論を避けて通ることはできない。

声の応援がいいとか、サンバがいいとか、負けた後の選手たちに拍手を送るべきか、送るべきでないかとか言ってるサポート論を避けて通ることができないんだよ。

はっきり言うが、サポート論に結論はない。

結論がないからこそ、甘美であり、面白いんだ。

−−−

もし本気で分裂応援をまとめようと思うなら、サポート論を超える論理、視点を提示しなければならない。
しかし、少なくとも俺の知る限り、それを提示した上で分裂応援を批難した人は、皆無だ。

それってさ、「戦争はダメだ」って言い続ければ、戦争はなくなるもんだと思っているのと同じだぜ。

『戦争と平和は対立概念ではない。戦争は平和よりも優れたシステムである。平和というシステムでは解決できない問題を解決するシステムなのだから。戦争をなくしたいのであれば、戦争を上回るシステムを作り出さなければならない』
(小室直樹の新戦争論。15年以上前に絶版した本。細かい表現は違うかも知れん。興味があったら探してみ。最近はやりの戦争論は、読んだことないので知らん。もしかしたら同じようなことが書かれてるのかも知れん。「知れん」と「知らん」の連続で読みにくくてすまん。)

−−−

分裂応援は、サポート論を超える論理を見出せない限り、なくならない。
集客論も、「選手のため」論(適切な表現が思い浮かばん。殆どの場合、論にすらなっとらんが)も、それを超える論理になりえていない。
本当に分裂応援をなくしたいと考えるならば、それを考えなければならない。考え続けなければならない。

「自分が説得すればいいじゃん」
「自分が今のサポーター集団を上回る集団を作ればいいじゃん」

そんな子供っぽいことをいうつもりはない。
でも新たな論理を模索するつもりがないのなら、批難なんかしないほうがいい。
そんな奴は、子供以下だから。

−−−

俺は模索し続けている。でも未だに見つからない。頭悪い上に、人間として何か欠落しているから。
でもさ、考えるしかないんだよ。考え続けるしかないんだよ。本気で人を説得するつもりならばね。本気で変えたいのならばね。

ちなみに、既にあるなら教えてね。当然、楽したいから(笑)

−−−

なおこの件は、明日になったら言っていることが違うかも知れないから、よろしく。
現在進行形で考えているお題だからね。
タイトルに「途中経過」って書いたのは、そういう意味。
まぁ、一生結論が出ないかもしれないけど(笑)

−−−

いくつか意識的に脱線しておく。

横浜FCの2つの集団に関しては、思われているほど、仲は悪くない。誤解しないように。
(少なくとも、一方がASAだったころについて言えば)

取り巻きが、あまりにも悪過ぎたんだよ。

まぁ、俺も一方の取り巻きに見られているだろうから、嫌になるほど人のことはいえないけどな(笑)

−−−

あと、暴言的提案。

本気で分裂応援が嫌な人ほど、ゴール裏にくることをお薦めする。
明確なサポート論を持っているならば、自分のサポート論にあった応援にあわせればいいし、もしないなら試合毎に変えてみてもいい。
どちらか一方とあわせて本気で声を出していれば、分裂していることも気にならない。
これを逆転の発想と呼ぶ。

うそ(笑)


でも、少なくとも「ゴール裏の雰囲気が嫌で、バックスタンドに移動しました」とか言ってるいる奴より、俺的にはよっぽどましに見えるね。
ま、俺から認められても何の価値もないけどね(笑)

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