セレッソ大阪vsジェフ市原 マッチレポート
2004年9月19日(日)長居スタジアム
【セレッソ先発】 【ジェフ先発】
GK 伊藤 櫛野
DF 下村 上村 千葉 大森 斎藤 阿部 茶野
MF 久藤 布部 佐藤 村井
森島 古橋 中島 工藤 羽生
FW 西澤 大久保 サンドロ マルキーニョス
今日の市原は出来がいいとはいえない。立ち上がりこそマルキーニョスに預けての中央突破、阿部、中島、工藤、羽生のシュートと手数は多かったが、ゴール前の早いパス廻しはあまり見られず、また決定力不足からゴールを脅かすところまでは至らなかった。
対してセレッソはセカンドステージ4試合で11失点のGK羽田に代えて伊藤を、先日緊急レンタル移籍した大森を左サイドバックに起用しディフェンスの変化を求めた。攻撃についてのゲームプランはいたってシンプル。前節のアントラーズ戦と同じく速いパスをディフェンスの裏に飛び込む大久保に放りこむというものである。これに森島、古橋が絡み、途中から西澤のポストも精度を増してきた。これがズバリ当たってキレキレの大久保がハットトリック。速い攻撃に慌ててしまってGKがバックパスを手で取ってしまうシーンもあったし上出来である。ただ3点目のあと簡単に引いてしまったため興味がそがれてしまったことは否めない。あまり大きなサイドチェンジもなかったし。確かにリスクを負う必要はないが降格争いを考えた場合、得失点差のアドバンテージを持っておく必要もあるのではないか。
ディフェンス面においては高くラインを保つことができていたし、大森も危なげなく守れていた。やはり布部は最終ラインよりボランチだな。何か「取ってくれるだろう」「動いてくれるだろう」という思い込みのプレーが目立つようで少し怖いのだがな。
とはいえ今日はよく集中できていたし、バランスもとれたいいゲームだった。次節はイマイチ調子の上がらない名古屋なので勝利を期待したい。